プルミエ・インターナショナル

 

 1975年4月米国アーサー・ディビス氏(故人)と共に『永遠なる武道 (Art of  killing)』を製作するべく『プルミエ』を発足、創業を開始する。
 翌年正式名称を『(株)プルミエ・インターナショナル』として設立し、『矢沢永吉RUN & RUN』を製作する。この二本のドキュメンタリー作品は国内外で反響を及ぼし、その記念すべき第一回作品『永遠なる武道』は‘78年度第1回マイアミ国際 映画祭にて最優秀記録映画賞、最優秀作品賞をダブル受賞をする。

 その後『チ・ン・ピ・ラ』『沙耶のいる透視図』(‘86年:第8回ヨコハマ映画祭審査員特別賞)『ロックよ、静かに流れよ』(‘87年:第10回ヨ コハマ映画祭/作品賞、監督賞、最優秀新人賞: 毎日映画コンクール/音楽賞、新人賞)など独立プロならではの作品を製作する。‘90年,独立プロダクション6社が集結した『アルゴ・プロジェクト』に参 加し、『さよなら、こんにちは』『ナンミン・ロード』(‘92年度文化庁優秀作品賞)を、‘94年に発足した15分短編映画上映運動『欽ちゃんのシネマ・ ジャック』シリーズ下で、『探偵~ハーレム・ノックターン』『さだ・おばさん(アニメ)』『ドリーム・ライダー』(オーストラリア合作)『達頼活仏之母/ ダライラマの母』(香港合作)『両個女人/二人の女』(香港合作)等を製作する。

 ‘94年、オールフィリピンロケによる『緊急呼出し/エマージェンシー・コール』(比題『Sigaw Ng Puso/愛すればこそ』(‘94年:東京国際映画祭正式出品作品)を製作、同作品はフィリピン・メトロマニラ地区で32館の上映規模となる日本映画では 初めての展開となった。
‘99年にはフル編成によるチェコ交響楽団を起用し、長篇アニメーション映画『風を見た少年』(第45回アジア太平洋映画祭/アニメーション部門グランプリ)を製作した。

 このような独立プロダクションとしての製作活動と並行して、映画会社、テレビ局、出版社との提携下、『君は僕をスキになる』『課長・島耕作』『高校教師』『ヒーローインタビュー』『ラヂオの時間』『メッセンジャー』『13階段』『g@me』をはじめ多くの劇場用映画の製作に携わる。

2015年に創業40周年を迎えた。